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梅雨の頭痛.肩こり.腰痛.筋肉のハリ

アーモンド接骨院の高野です。

先日東北地方もいよいよ梅雨に入りしました。例年のことですが、これから約1か月半はジメっとした天気が続きます。個人的には雨で室内に引きこもって映画を見ている時間は好きなので、梅雨大嫌いというわけではありませんが、やはり晴れに越したことはありませんね。

 

 本日は気圧の影響で梅雨によく出る、頭痛、肩こり、腰痛、筋肉のハリ、メンタルの落ち込みなど自律神経のお話と、それに効果的な超音波治療のお話をします。

 

 

さて、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。梅雨に関連して「気象病」という言葉があります。天気の悪い日=気圧の低い日に不調を感じる方は多く、こうした天気の悪化に伴う不調を「気象病」と呼ぶそうです。その主な症状は頭痛肩こり腰痛昔の傷の痛みメンタルの落ち込みなど様々です。

 実際、以前勤めていた整形外科や当院でも雨や台風など天気の悪い日に体調不良を訴える方が多く来院されます。ウェザーニュースデータでも、日本人の約6割が気圧の低下によって何らかの不調を感じており、とくに女性は頭痛や肩こりに悩まされているそうです。気象病のなかには重篤な病気も隠れている可能性はありますが、一般的に身近な症状としては体のだるさ、気分の落ち込み頭痛肩こり腰痛などの症状です。そしてこうした症状に悩まされるのは圧倒的に女性が多いようです。

 

 低気圧により苦しむ女子が多いことから、近年ではそのような女子を「低気圧女子」と呼ぶそうです。実際、女性に気象病が多いのには医学的根拠があり、キーワードになるのは自律神経です。自律神経とは自分の意思とは無関係に働く文字通り自律した神経です。役割としては体温調整、免疫、血流など、重要でさまざま機能を調整している神経です。例えば冬や夏の外気温の大きな変化があっても一定の体温を保てるのも自律神経なのです。気温だけでなく気圧変化への対応も自律神経が行ないます。ですので外の気圧に対し、身体を一定の内圧に保とうとするため、気温や気圧が急激に変動すると、自律神経がその変動に対応できず、体調不調を来すという理屈です。

 

自律神経は交感神経(活動的)副交感神経(リラックス)があります。車でいうアクセルブレーキになります。この2つの切り替えが上手に行われ、バランスが良いと身体をベストな状態に保つことができます。しかし何らかの原因で自律神経の切り替えがうまくいかなかったり、バランスが崩れている方は、さまざまな不調が心身に表れることになります。とくに女性は自律神経が月経周期によって大きな影響を受けるため、50代以降は副交感神経そのものの活動が低下します。これが一般的に男性に比べて女性の方が自律神経系が乱れやすいと言われる理由です。

 

 

 

 

低気圧や自律神経の乱れによる頭痛、肩こり、腰痛などの不調は時間が経って和らぐ場合もありますが、慢性化してしまった場合、梅雨シーズンが終わった後も症状が残ってしまいます。筋肉には形状記憶というシステムがあり、固い状態や悪い姿勢を一定の期間続けると、その状態を記憶しその状態であり続けようとしてしまいます。いわゆる体のクセです。

このような状態にならないように不調はなるべく早いうちに対処しましょう。不調や痛みが続くと気分の落ち込みにも繋がり、気分が落ち込むから体の痛みも取れずらい⇒痛みが取れないから気分が落ち込むという負のスパイラルに入ってしまうため、放置して良い事はありません。

 

 

低気圧の影響で発生する頭痛、肩こり、腰痛など、筋肉のハリや硬さ対して、とても効果的なのが「超音波治療」です。超音波は筋肉の浅い部分から深いコリの部分まで広範囲に治療が可能で、当てた部分の筋肉に対し1秒間で数百万回のミクロマッサージができます。これはヒトの手で何十分も揉むより短時間で筋肉をほぐすことが可能で、この超音波と手で行なうマッサージや温熱療法をセットで実施すると非常に高い効果を発揮します。

 

 

 

 

この超音波は適切な筋肉の場所、適切な深さ、適切な出力の設定を行なうことで高い効果を発揮できます。当院では患者さんの筋肉の状態をよく観察し積極的に超音波治療を実施していますので、梅雨の頭痛、肩こり、腰痛など、筋肉のハリでお困りの方はこの超音波治療を受けにご来院ください。

 

 

 

雨が続きますが体調ケアをして一緒に梅雨を乗り切りましょう。