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肩の痛み:五十肩 夜の痛み編

前回、五十肩イントロ編に続いて今回は「五十肩」の初期症状によくみられる「夜の痛み」のメカニズムについて説明します。

 

日中のように、肩を捻じったり大きく動かしているわけでもないのに

夜寝る時、寝返りを打った時、朝方にジンジン痛むなど、

途中で目が覚めたりなかなかスッキリ寝られずに困ることはないでしょうか?

 

なぜ五十肩は夜間痛が起きるの?

 

考えられる要因は「関節を包む袋(関節包)への負荷」と「冷え」です。

 

「関節を包む袋(関節包)への負荷」

図のように通常の仰向けで寝る姿勢では肩甲骨の形態上、床との間に空間があいてしまいます。それによって肩は後ろへ引っ張られ、関節を包む袋へ引き延ばされるような負荷がかかります。

 

 

 

 

「冷え」

体温にはリズムがあってとくに夜間から朝方は体温が低下します。(サーカディアンリズム)

肩を包む袋は冷えると固くなり、伸びにくくなります。伸びにくい組織に引っ張る力を加えるとより負荷が増えてしまいます。温かい餅と冷えた餅を想像すると分かりやすいと思います。

 

次回はこの「夜の痛み」の対策方法について説明します。