こんなお悩みはありませんか?
「いつも季節の変わり目に頭痛や肩こりの頻度が増えてつらい…」
「新年度の環境の変化にストレスを強く感じる」
「朝は良いけど昼から夕方にかけて頭痛が徐々に強くなる」
こんにちは、宮城県仙台市太白区でアーモンド接骨院を開業しています院長の髙野正和です。
気温も少しずつ上がり桜も咲き始めいよいよ春、という感じになってきましたね。
東中田にある近所の中田中央公園もどんどん桜の花が咲き始めています。
過ごしやすい気温になってきた一方で、季節の変わり目は体調を崩す方も増え、とくに頭痛や肩こりの相談が増える時期でもあります。私自身、片頭痛持ちのため頭痛の辛さはとてもよく分かります。
今回は、季節の変わり目で頭痛や肩こりが起こるメカニズムと、誰でも簡単にできる2つの改善法をお伝えさせていただきます。
"なぜ季節の変わり目に頭痛や肩こりが増えるのか"
結論:気圧の変化と気温差による自律神経の乱れです。
理由:気圧の急変は耳の奥のセンサーを刺激し、
ではここからさらに細かく原因、理由、対策を説明していきますね。
原因の一つ目の気圧について
気圧の変化による何かしらの体の痛みや不調を気象関連痛(天気痛)と呼びますが、2019年のある文献によれば、耳の奥にあるセンサーが気圧の変化を感じた時に、脳へ「痛い」という感覚を伝える事が分かっています。つまり気圧の変化=体が痛みを感じやすくなってしまうのです。※1
また、気圧の変化は自律神経の乱れも引き起こしやすく、自律神経の乱れは体の緊張や筋肉のこわばりによる肩こりを引き起こすことも研究で分かっています。※2
もう一つは気温差です。
春は昼と夜で気温が10℃以上変わることがあります。これに対応するため自律神経が一生懸命働きますが、これが重労働となり自律神経の乱れに繋がります。また、気温差自体が肩の筋肉を緊張させるということも研究で分かっています。※3
つまり春は冬より過ごしやすくなる半面、気圧変化、気温差による頭痛や肩こりを発生しやすくさせるなんとも憎らしい時期ということなのです。
"春に増える頭痛や肩こりを和らげる2つの対処法"
ではここから日々実践できる対処法を2つご紹介しますね。
どんなお仕事の方でも一日に1~2回はできる簡単なものですのでぜひチェレンジしてみてください。
1.耳引っ張り体操
とくに頭痛持ちの方にはもっともおすすめの方法です。
先ほど耳と気圧の関係を説明しましたが、耳を適度に引っ張ることで頭から顔面や首にかけてストレッチされ、筋肉の緊張を和らげることができます。
頭痛や肩こりを感じる前に行なうのが良いのですが、頭痛の出始めであれば痛みの緩和にもなりますので片頭痛持ちも私もよく行なっています。
① 耳の根本を優しくつまむ
② 耳を左右外側に広げるように引っ張った後に、上下前後各方向にそれぞれ10~20秒、痛みを感じない心地よい程度に引っ張る
③ 引っ張っている最中は眼を閉じゆっくり深呼吸をする
もし頭痛の出始めであれば、上下前後のいずれかの方向で頭痛が一番和らぐ方向を多めに30秒ほど行ってみてください。
注意点は引っ張りすぎ、やりすぎないことです。気持ち良いからといってつい痛みを感じるほど行ってしまうと、その反動で徐々に筋肉は緊張していってしまいます。
とにかく優しく行ないましょう。
2.背伸び&手首体操
一般的によくある背伸びに加え、手首をくるくる回す方法です。
背伸びでも筋肉の緊張や和らぎますが、手首の動きを加えることで肩回りの筋肉がほぐれやすくなります。
1~2時間置きの定期的に行うのが望ましいですが、難しい方は昼休みに一回でも構いませんので実践してみてください。
① 座りor立った状態(立った方がより効果的)で腕全体を上に伸ばすいわゆる背伸びをする
② 腕全体を伸ばしたまま手首を時計回り、反時計回りに大きくゆっくり5回ずつ回す
③ 腕全体を伸ばしたまま手をきらきら星のように大きくゆっくり5回ずる回転させる
この時、息を吸った状態で呼吸が止まらないように、ゆっくり深呼吸をしながらやってみてください。また、余裕があれば腕全体を胸を開くように横(外側)に伸ばした位置で同じように行うのもさらに効果的でおすすめです。
”頭痛肩こりの自覚症状を持つ方はとても多い”
現在もですが、整形外科勤務時代は頭痛肩こりにお悩みの患者さんがたくさん来院されていました。
病院での一般的な対応としては物理療法で首を引っ張り肩に電気を当て、痛みや症状が強い時は鎮痛薬と筋肉の緊張を和らげるお薬の処方が主流でしたが、なかなか物足りないという患者さんの声にお応えして昼休みの時間を使って体操教室や講話会を行なっていた事もありました。
そこで今回のような手軽にどの年代でもできるセルフケアをお伝えしたところ喜んで毎日実践していただいた患者さんが多数いらっしゃいました。
歯磨きのように、症状を出さないようにする日々のケアはとても大切です。
まとめ”春の不調をできるだけ予防するために”
気圧変化や気温差以外にも春はなにかと変化や新しい事によるストレスを感じやすい時期です。
そのストレスで発生する筋肉の緊張による不調は、体からの大事な危険信号でもあり放っておくと「その状態が正常」という症状の慢性化に繋がってしまいます。
頭痛肩こりにお悩みの方はぜひこの春4月~5月の間、本日ご紹介した2つの方法を続けてみてください。
1. 耳引っ張り体操(顔面、首の緊張からの頭痛対策)
2. 背伸び&手首体操(上半身、腕の緊張からの肩こり対策)
ただしこれらを続けてみてもなかなか良くならない方は、体全体のゆがみなど、根本的な原因が他にあるかもしれません。
「なるべくお薬に頼りたくない」
「春をなるべく好調に日々気持ちよく過ごしたい」
という方は、痛みがあるのが当たり前と諦めずに、ぜひお早めにご相談ください。
参考論文
※1:気象関連痛の発症メカニズムに関わる内耳の気圧感知機構の解明 (KAKENHI-PROJECT-19K07852, 2019)
※2:気圧変化に伴う自律神経の応答 (KAKENHI-PROJECT-22K18264)
※3:Effects of alternating heat and cold stimulation on muscle stiffness (PMC8722412, 2022)
